Telmont
テルモン
※美Premium No.41 (2024.10.22)掲載
テロワールに敬意を込めながら
自然との調和を目指して
美しい地球を守ることがおいしいシャンパーニュ造りに繋がる─
という信念と母なる自然の名のもとに
次世代へと継承するための取り組みを続けるメゾン
Photo: Akito Goto
優れたワインは自然からの
贈り物であり大切に守るもの
オーガニックなシャンパーニュ─それは除草剤、殺虫剤、防カビ剤、化学肥料をいっさい使わずに製造してこそ可能となります。母なる自然の名のもとに、ぶどう畑を大切に守っているテルモンは、優れたワインは自然からの贈り物であり、 大切に守るべきもの─そんな想いを胸に最高のシャンパーニュを造り続けています。1912年創業のこのメゾンは、シャンパーニュ地方エペルネ近郊のダムリーにあり、ぶどう栽培家のアンリ・ロピタルによりその歴史に幕が上がり、現在に至るまで家族経営を貫き、先見性を保っています。4代目にあたるセラーマスターとぶどう栽培責任者を兼ねるベルトラン・ロピタルは「美しい地球を守ることが最高のシャンパーニュ造りに繋がる」という信念を掲げ、2017年に一部の区画で初のAB(有機農業)認証を取得し、レミーコアントロー・グループが株式の過半数を取得した後、2021年に「母なる自然の名のもとに」という環境プログラムを開始しました。この目的は、環境への影響を最小限に抑えながら、極めて高品質なシャンパンを生産することを目的に、自社農園およびワイン生産パートナーの区画100%を有機栽培農地転換、生物多様性の保全、二酸化炭素排出量の大幅削減に関する活動を行っています。所有する22ヘクタールのぶどう畑のみならず、その周辺環境にも敬意を払いテロワールの保護に重点を置いています。自然はすべての母であり、その恵みとしてのシャンパーニュをていねいに造り続けることを思い、次世代へと継承するための取り組みを続けています。2022年現在、収穫するぶどう畑の約83%がオーガニック認定。そのほか、ギフトボックスやその他の不必要な包装の廃止、ボトルの軽量化、リサイクルガラスではない透明ボトルや特殊ボトルの廃止、ボトルの航空輸送の完全停止、再生可能エネルギー使用などの取り組みは、今後も拡大予定。ハリウッドを代表する俳優で環境保護活動家のレオナルド・ディカプリオ氏が投資家として関与し、サステナビリティを重視するテルモンを支援しています。

爽やかかつ骨格のあるスタイルは、テンションとフレッシュさのはざまにあり、繊細ながらもバランスの取れた酸味が特徴。印象的な余韻が続きます。テルモンのシャンパーニュは、華美すぎず、シンプルすぎず、しっかりとした構成。親しみやすく、洗練された骨格のあるボディと際立った軽さというパラドックスが、独特の存在感を放っています。

Réserve de la Terre
[ レゼルヴ・ド・ラ・テール(オーガニック) ]
¥13,860
ムニエ44% シャルドネ34% ピノ・ノワール22% 収穫:2020年70%、2019年15%、2018年15% 熟成期間:3年 ドザージュ:2.5 g/L
有機栽培の葡萄から造られる、光り輝き生命力に満ちたシャンパーニュ。除草剤、殺虫剤、防カビ剤、化学肥料は一切不使用。太陽のエネルギーと輝きを纏い、生き生きとしたこのキュヴェには、シャンパーニュ地方の3つの卓越した収穫年のワインがブレンド。テロワールの生命力が感じられる仕上がりに。
母なる自然の名のもとに
テロワールへの敬意は何よりも重要と考え、そのテロワールに配慮し、ぶどうへの理解を高めるために、ぶどう畑に対する知識も深める─これがテルモンのワイン造りの精神。1912年以来、勇気、謙虚、忠実という基本的価値観と共に受け継がれ、心をひとつにすると同時に、自由を与えてくれることを探求。


Telmont
母なる自然の名のもとに、テロワールへの敬意を何より重要とするメゾン。
[撮影協力]


Restaurant PACHON
東京都渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラスB棟1号
TEL:03-3476-5025
https://pachon.co.jp/
Lunch/平日12:00~15:00(L.O13:30)、土日11:30~15:00(L.O13:30)
Dinner/18:00~22:30(L.O) 20:30)
●レミー コアントロー ジャパン https://jp.champagne-telmont.com/