シャンパーニュと奏でる
マリアージュのひと皿
L’Atelier Gourmand
Hirokoさんが提案するオリジナルレシピ
グラスの中でキラキラ美しく輝くシャンパーニュは、乾杯の場面によく登場しますが、実はコース料理を通して楽しむこともできる万能選手で、前菜からメイン、そしてデザートまで、幅広く料理に寄り添ってくれます。
長い熟成期間を経たウサール2005のフレッシュさを残しながらも深みのある複雑な味わいに合わせて、シャンパーニュから感じられるフルーツやスパイスのニュアンスをヒントにしたフィンガーフード3種の提案です。
Photo:Akito Goto
「食べる宝石」フィンガーフードとシャンパーニュのマリアージュ
イチゴとスペルト小麦のサラダ
(ミニカップ12人分)スペルト小麦 200g/ミニトマト 5~6個/いちご 10~12個程度/バジル 1枝/きゅうり 1本/黒オリーブ 適量/オリーブオイル 大さじ3/ビネガー 大さじ1と1/2/塩 小さじ1/2/こしょう 少々
1) スペルト小麦はたっぷりのお湯で30分ほど塩茹でし、さっと水をかけて冷やし、水を切る。2) ミニトマト、いちご、きゅうり、黒オリーブはみじん切りにして、バジルは小さくちぎる。3) 塩、こしょう、オリーブオイル、シャンパーニュビネガーをしっかり混ぜ合わせる。4) 1~3をさっくり混ぜ合わせる。5) いちごとバジルを飾ってでき上がり。
パイナップルといぶりがっこのクリームチーズカナッペ
(8人分)ドライパイナップル 20g/いぶりがっこ20g/クリームチーズ 70g/パイ・クラッカー 8枚/カルダモンパウダー 少々/ミント 適量
1) ドライパイナップルといぶりがっこをみじん切りにして、常温に戻したクリームチーズと混ぜ合わせる。2) お好みのパイやクラッカーに1をのせる。3)カルダモンパウダー、ミントを飾ってでき上がり。
※ドライフルーツの凝縮した旨味といぶりがっこのスモーキーさ、塩味がシャンパーニュによく合う一品です。
洋梨と鴨ロースのピンチョス
(8人分)鴨ロース肉 1枚(200g)/塩 ひとつまみ/こしょう 少々/オリーブオイル 大さじ2/洋梨コンポート 適量/粒マスタード 適量/エディブルフラワー 適量
1) 鴨肉は常温に戻し、皮目に格子状の切り込みを入れて両面に塩こしょうする。2) 1をフライパンで皮目から弱火でじっくり焼きながら、余分な脂をふき取る。3) 皮目がカリッと焼けたら裏返してさっと焼き、アルミホイルで包んで休ませる。4) 3の薄切りを2~3枚重ねてロール状にして、洋梨コンポート、粒マスタード、エディブルフラワーを飾ってでき上がり。
POINT1
フルーツ
ぶどうから造られるシャンパーニュの香りや味わいは、様々なフルーツに例えられ、フルーツととても相性がよいです。フレッシュのフルーツと合わせても美味しいですが、ビネガーやオイルを纏わせたり、旨味が凝縮したドライフルーツやコンポートと組み合わせたりすると、さらにマリアージュの幅がぐんと広がります。お好みのフルーツでもぜひお試しください。
POINT2
シャンパーニュビネガー
ビネガーはお好きなもので作れますが、シャンパーニュ地方で作られるシャンパーニュビネガーがおススメです。「同じ土地で育ったものは、相性がよい」といいますが、シャンパーニュと同じ土地で作られているだけあって、シャンパーニュに優しく寄りそってくれます。
POINT3
スパイス
フルーツと並び、シャンパーニュの香りや味わいの中には、多様なスパイスのニュアンスが感じられ、料理にもスパイスでアクセントをつけると、シャンパーニュと料理の距離がぐっと縮まります。
合わせたChampagne
Frerejean Frères Cuvée des Hussards 2005
[ フレールジャン・フレール
キュヴェ・デ・ウサール2005 ]
¥47,300
シャルドネ100%のブラン・ド・ブラン。樹齢50年以上のプルミエ・クリュから造るキュヴェ。一部樽発酵。世界中で希少な2005年ヴィンテージ。熟成19年。創立年の貴重なヴィンテージ。
フィンガーフード・プロフェッショナル資格認定講座上級ディプロマ取得、J.S.A.認定ワインエキスパート、C.P.A.認定チーズプロフェッショナル
『No champagne, no life!』をモットーにシャンパーニュが彩る素敵な時間を提案。シャンパーニュについてのレクチャーや食事と合わせるためのコツを聞きながら個性の異なるシャンパーニュの飲み比べを愉しみ、数あるシャンパーニュの中からお気に入りを見つけます。フィンガーフードやカヌレのクッキングレッスンも開催。フィンガーフードやカヌレを作った後は、ゆっくりとシャンパーニュタイム。
「シャンパーニュの魅力の虜となり、フランスシャンパーニュ地方でシャンパーニュメゾンを訪ねてまわる中で、シャンパーニュつくりに対するそれぞれの生産者のこだわりや想いを目の当たりに。いつ飲んでもおいしいシャンパーニュですが、そこに込められた情熱を知っていただき、乾杯の瞬間だけでなく、様々な場面で、様々なお食事と合わせて楽しんでもらうことで日常の中でシャンパーニュが大切な存在になればと思います」。
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