Champagne Lallier
ラリエ
※美Premium No.41 (2024.10.22)掲載
長い伝統を誇りとしながら
新たな視点を取り入れた味わい
「フレッシュ」「ピュア」「深み」「凝縮感」
その4つの絶妙なバランスから完璧な味として
産まれる逸品がラリエスタイルの神髄
Photo: Akito Goto
「オートクチュール」による
世界クラスの味をリリース
アイ村の中心に位置し、1世紀以上に渡りラリエ一族が所有してきたラリエ。116年に及ぶワイン造りの伝統を誇りとしながらも、常に新たな視点を取り入れ、表現力豊かなシャンパーニュ造りに邁進してきました。「豊かなテロワールとはその無限の可能性を認識し、それぞれの個性の明確な表現を促す者によってこそもたらされ、その個性を存分に発揮できるもの」としたポリシーのもと、セラー・マスターのドミニク・ドゥマルヴィルは今、ワインが何を表現すべきかという自身の直感に導かれた「オートクチュール」のワイン造りを実施。世界クラスのシャンパーニュ造りを続けています。常に、テロワールの偉大な個性はメゾンの人々のユニークな視点を通じてこそ最大限に引き出されるものと確信。そのチームは熱意、この上ない知識、そして幾世代に渡り受け継がれてきたクラフトマンシップをすべてのボトルに注ぎこむと共に、時間をかけて環境に配慮する伝統を積み重ねてきました。
ドミニク・ドゥマルヴィル
セラー・マスター。ドミニク氏はシャンパーニュで最も尊敬を集める醸造家のひとり。複数のシャンパーニュハウスのセラーで合計23年もの間、責任ある立場で経験を積み、31歳で大手メゾンの最年少シェフ・ド・カーヴに任命された経験も。ブレンドに対する正確で現代的なビジョンは、正統派で親しみやすいながらも洗練されたラリエのスタイルに完璧にマッチ。その目標はワインの複雑で豊かな性質にスポットライトを当て、世界クラスのキュヴェを造ること、そしてラリエをより環境に配慮したグローバルなアプローチへ導くこと。2021年1月、セラー・マスター兼ジェネラル・マネージャーに着任。
また、品質に対する妥協を一切許さないラリエの定番であるRシリーズは、自然および好奇心が生み出すラリエの独創的なワイン造りの哲学を体現。特に、シャンパーニュ・ラリエ R.020は、イギリス・ロンドンで開催されたシャンパーニュのコンペティション『ザ・シャンパーニュ・マスターズ 2024』 のマルチ・ヴィンテージ部門で金賞を受賞するなど世界的評価を得ています。
シャンパーニュ・ラリエ R.020
¥9,680
シャルドネ51% 、 ピノノワール49%
ブレンド : 2020年のぶどう81%,リザーブワイン19%使用(2019年、2018年)
ドザージュ: 7g/l(ステンレスタンクで熟成させたRシリーズのリキュール使用)
熟成: 36ヶ月シュール・リー
R.020は、2021年にシャンパーニュ・ラリエ セラーマスターに就任したドミニク・ドゥマルヴィル氏が手掛ける初めての「リフレクション シリーズ 」。(「リフレクション シリーズ 」とは、フランス語の「Réflexion 反映」を意味し、複数のマルチ・ヴィンテージでありながら、中核となるシングル ハーベストにフォーカスしたラリエのシグネチャーシャンパーニュ)。R.020はラリエのスタイルである4つの要素を完璧なバランスで表現。同シリーズ初のシャルドネがピノ・ノワールを上回るセパージュに。味わいは、口に含んだ瞬間、清涼感が溢れ、繊細で滑らかなテクスチャーが感じられ、骨格のあるバランスの取れた深みがピノ・ノワールの力強さを表現。余韻は長く、心地よく続く香りとミネラルの塩味も感じられる味わい。
吹き寄せ仕立
魳の杉板焼き/鮑柔らか煮 肝ソースがけ/かすみ鴨ロース煮/栗渋皮煮/衣被/揚げ新銀杏/いちょう丸十
秋らしい吹き寄せ仕立ての焼き物八寸。旬の食材がふんだんに使用され、食欲をそそる彩りよい盛り付けに。魚介類の繊細な味わい、かすみ鴨が持つ野性味、旬の野菜の滋味という様々な色をも包み込むR.020の懐の深さが感じられるひと皿。
地球の繁栄はワインメーカーにとっても最大の財産であり、慈しみ、寄り添うべきものと考えているラリエは、ミツバチや果樹などの生物多様性を促進し、フランスの環境認証HVE(環境価値重視認証)に示されているように環境価値をすべての行動に優先してぶどう畑をていねいに管理。自然が与えてくれるものに敬意を払い、それを軸にしたメゾンの代表的なスタイルと、一貫して卓越した品質を追求しています。
[ ラリエ・ウヴラージュ
グラン・クリュ・パルセレール・エクストラ・ブリュット ]
¥35,200
ピノ・ノワール65% シャルドネ35% 熟成6年以上
ドザージュ 4g/L
ラリエ・ウヴラージュは2代目最高責任者ジャン・ラリエが定めた「偉大なワインの起源は偉大なぶどうである」という基準を厳格になぞられた味わい。幾世代にも渡る技術の粋が、生涯に一度のシャンパーニュに昇華し、セラー・マスターが丹精込めて創り上げたウヴラージュはラリエの理念の結晶。グラン・クリュの村で栽培されたぶどうだけを使ったラリエ・ウヴラージュは、コート・デ・ブラン地区のオジェにあるレ・ユロー区画のシャルドネと、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のアイにあるレ・ムエルテ区画のピノ・ノワールを最適の成熟タイミングで手摘みし、この上ない深みを表現。
LALLIER
www.champagne-lallier.com/
[撮影協力]
壺中庵
〒108-8631
東京都港区白金台1丁目1-1
TEL:03-3441-8888
https://kochuan.happo-en.com/
営業時間/11:00〜21:00
定休日/火・水
左/料理長の加納哲郎さん。「セラーマスターのドミニク氏が作り上げた芳醇でエレガントな味わいのR.020。そのバランスの良さは伝統的な様式の和食に最適であると感じます。その繊細で滑らかな口当たりは料理人が『R.020に合わせた料理』を作りたくなる、そんなキュヴェです」。右/マネージャー及びソムリエの吉橋真子さん。
●CAMPARI JAPANカスタマーサービス TEL:03-6455-5810 customerservice_jp@campari.com