サンジェルマン・デ・プレにある名物カフェのドゥ・マゴ。この界隈の雰囲気はセーヌ左岸のムードの象徴です。 芸術・文学・音楽・骨董、大学、出版社……。私も昔、寄宿舎生活をしていた頃、よく歩いた界隈です。 ドゥ・マゴの社長マティヴァ氏が、大学で教鞭を長い間とられていたことも、そしてその後、この家業のカフェを継ぐために戻られたことも、すべてこの界隈の「血の濃さ」ゆえなのかもしれません。
続きは本誌にて