Frerejean Frères
フレールジャン・フレール

※美Premium No.41 (2024.10.22)掲載

メゾン創業年の記念すべきキュヴェ
魅惑の長期熟成ウサール2005

その格別の味わいが星付きレストランからも注目される
ガストロノミーを彩り、名門の血を継ぐ
新進気鋭の実力派シャンパーニュメゾン

Photo: Akito Goto

世界中のソムリエに高い評価を
得ている垂涎の味わいに魅了

　フレールジャン・フレールは、テタンジェ設立者ピエール・テタンジェの長男ギー・テタンジェの孫、ギョーム、リチャード、ロドルフ・フレールジャン・テタンジェの3人が２００５年に設立した名門の血を継ぐ新進気鋭のメゾンです。コート・デ・ブランにあるグラン・クリュのアヴィズ、クラマンなどに５haの自社畑を所有し、この地域の白亜質の土壌は、豊富なミネラルを得られることから、素晴らしいシャルドネが収穫できるなど、テロワールに根ざした、土地を尊重する小規模な生産方法を採用しています。長期契約農家から６ha分のぶどうを購入し、グラン・クリュとプルミエ・クリュのぶどうのみ使用し、ノンヴィンテージを含むすべてのキュヴェに最低でも5年の瓶内成熟を行ない、コート・デ・ブランならではの味わいを追求しています。醸造責任者のディディエ・ピエルソンは、ぶどうの成熟を図るための収穫タイミングの見極めや、熟成にホーロー素材のタンクと木樽を使用すること、ドザージュは砂糖の量よりリキュールに用いるワインセレクトへのこだわりなど、造り方ひとつひとつの行程をていねいに行うことでさまざまな味わいを産み出しています。
　このこだわりのシャンパーニュは、そのクオリティの高さから、今や世界中のソムリエに高い評価を得て、美食レストランのオフィシャルブランドシャンパーニュをはじめ、ミシュランスリースターの世界中の星付きレストランでオンリストに入れられているほど。「ミシュラン フランス」２０１９年から２０２３年までセレモニーパートナーにも選ばれ、日本ではホテル ザ・リッツ・カールトンのハウスシャンパーニュとして提供されています。

　特に、キュヴェ・デ・ウサール２００５は、フレールジャン・フレールのメゾンが創業された年の貴重なヴィンテージ。黄桃やアンズ、ブリオッシュ、オレンジピールコンフィの香りで、熟した黄桃の果実味がキメの細かいムースと共に口いっぱいに広がります。さらに、フレールジャン・フレール最高級クラスのロゼとして注目の「キュベ・デ・ウサール・ロゼ２００９」は、熟成期間15年、生産量は僅か１０００本という希少な逸品です。 ２００７年のフランス最高ソムリエに選ばれ、ミシュランスターを獲得しているグランメゾン、ジョルジュ・ブランのチーフソムリエでもあるファブリス・ソミエ氏も『女王を誘惑できるようなエレガントなシャンパーニュである。』と絶賛。全世界でソールドアウトの希少なシャンパーニュ。キュヴェ・デ・ウサール２００５年、２００９年ロゼを保有しているのは日本のみで、現在在庫も僅少に。

[撮影協力]

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